2006年02月08日

漢字で離乳食

 昔テレビのニュースを見ていたら、ある幼稚園が取り上げられていた。そこでは、幼児が楽しそうに漢詩の朗読をしていた。園長さんが言うには「漢字は絵のようなものですから、子供達は簡単に楽しく覚えるんですよ」。ニュージーランドに来る前のことだから、もう10年以上前のことだけれど、衝撃を受けたので今も良く覚えている。

 子供が出来て、幼児に漢字を教えることについての情報を探してみた。石井式、というのが大変有名らしい。漢字絵本とか、カルタとか、百人一首などを用いて、楽しく漢字を覚えていこう、という方針。とっても高いお月謝を払えば、1歳半から教室もある。

 本を探してみた。三石由起子著『天才児を創る!〜親だからできる幼児の脳活性化法』というのが古典らしい。読んでみたら、漢字の教え方について沢山のアイディアがあり、とても参考になる。この三石さん、幼児のお受験塾のカリスマらしく、私は敬遠していたんだけど、漢字教育=受験を目的とするのではなく、子供に日本語を教えるための手段として考えると、使えるところがいっぱい。お勧めだ。

 とにかく私、アロハには日本語をきちんと教えたい。英語はどうでも良いのだ、本当は。いや、アロハがこちらでの生活に苦労するだろうから、どうでも良いとは言っちゃいけないんだけど、私自身が日本語大好きなので、まずは日本語を〜!!! と熱望している。

 しかし、ニュージーランドに住み、パートナーがドイツ出身という環境。これはちょっと、工夫が必要であること間違いなし。なので、アロハの頭の柔らかいうちに、文字(漢字含む)も見せてみることにした。

 とはいえ、フラッシュカードなどで、彼女に関係のない言葉をどんどん詰め込ませるのは良くないかなあ、と思い、実物を見せられるものからスタート。三石さんのように1日中やるという気合いもまだないので(なんといってもまだ小さいので)、アロハの好きな食べ物を、文字で表現して、食事の時に見せることにした。でも、目がすぐに食べ物に吸い付けられてしまうので、果たして文字の方を見ているのかどうか?(笑)

IMG_2357.jpg

★こんな風に書いて見せている。豆腐は豆腐そのものを見せながら、ご飯はご飯そのものを見せながら。これまでに、南瓜、梨、人参、絹さや、じゃが芋、ネクタリンなども見せてみました。

 ブログを読んでくださっている方からは、「あれ、シュタイナーに興味があったんじゃないの」と言われてしまうかもしれない。そう、その通りなのではあるが、やはり7歳まで文字を教えないという点が納得いかない。特に、英語圏ではアルファベットなんてたった26文字ですよ? それくらいだったら、7歳でも何歳でも、はじめればパパッと覚えられるだろう。でも、日本語は何千、何万も文字がある。日本で常に見慣れていれば、親しみも湧いてくるだろうけれど、英語環境で町にも全然日本文字がないとなったら、「7歳になりました、はい、文字のお勉強」といっても抵抗あるだろう。そうではなく、お勉強と意識しないうちから、楽しく覚え始めて欲しい。

 それに、日本語が読めたって、読めなくたって、こちらの学校生活には関係ない。シュタイナーのプレイグループや幼稚園に行っても怒られないのではないかな、と期待。また、本人が、「わたし、お勉強できるのよ」(from 西原理恵子『毎日かあさん』より、幼稚園に行っている娘の言葉)などと高慢ちきになる可能性も低いとみた。

 でも、こういうのって勝手な解釈というのであって、「あんたは全くシュタイナーの哲学を理解していない!」って言われちゃうかも。そう、そうなんです。子供の想像力をこわしてしまうかもしれない、文字によって。それでも、教えたいんだなあ、日本語を。

 考えながら、ゆるゆると始めたので、どう展開するか、ときどきご報告できればと思う。あ、あと、うちはドイツ語もできたら覚えて欲しいなあ、と思っているので、新しく『多言語教育』カテゴリー作りました。いろいろと実践なさっている方、アドバイスどうぞよろしくお願いします!
posted by うずめ at 20:24| Comment(10) | TrackBack(0) | 多言語教育 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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