2006年05月29日

コケで染める

 ようやく熱も下がったアロハであるが、すっかりママッ子に戻ってしまい、抱っこから床に下ろそうとするとすがりつき、そのまま離れると号泣。もう、身も世もなくなって、おしっこもちびってしまうのであった。なので、私もおトイレにも行けず状態。ある程度は「ごめん」と泣かせているが、はあ〜。

 でも、家に居て、ずっと抱っこ抱っこも大変なので、今日は以前からの予定通り、友人宅でフェルト遊び☆というか、フェルトの草木染めを教えてもらいながら、もみもみするという1日だったのだ。

 羊毛って、油分が多いから、なかなか染まらないのではないかと思うけど、そうでもないらしい。私たちが今日習ったのは、媒染を使わずに出来る草木染め。用意するものは、コケだ。コケって、何でも、良くものを染めてくれるらしい。今日使ったのは、特別な種類で、紫色に近い茶色のようなものになるそうな。でも、普通のコケでもオッケーで、茶色に染まるらしい。分量は、染める羊毛と同量というから、かなり多い。「コケは長い時間をかけて育つものなので、見つけても一カ所のもの、全部を取らないようにしてくださいね」とは、アキ先生のお言葉である。そうそう、自然の中からいただくのだから、大切なことだよね。

 染め方は、思ったよりも簡単だった。洗濯ネットの1つにコケを入れ、もうひとつの洗濯ネットに羊毛(あるいは毛糸など)を入れる。それを、たっぷりの水を入れた鍋に入れて、20分くらいかけて沸点まで温める。これがポイントだそうで、最初からお湯を使うと、羊毛がフェルト化してしまう。ゆっくり温めれば大丈夫なのだそうだ。

 沸騰してきたら、ぐつぐつ言わないように、小さな泡が出るくらいの熱さで2時間くらい煮る。2時間くらいたったら、鍋の中に羊毛やコケを入れたまま、室温になるまで冷ます。冷めたら、ぎゅうぎゅう揉んだり押したりせず、そっと取り出して乾かす。

 時間が十分なかったので、煮るところまで見たけど、最終的にどのくらいの色がついたのかはまだ見ていない。でも、ほんのり紫色の、優しい感じの茶色だった。同じように触媒を使わないで染められるものとしては、ユーカリの葉や皮があるそうだ。特にギンマルバユーカリ(Silver Dollar Gum = Eucalyptus polyanthemos)という、その名の通り、銀色の丸い葉っぱをつけるユーカリは、羊毛を鮮やかなオレンジに染めてくれるという。

 自分で染めたもので物が作れたら、これまた、楽しそう。これからは路上に目を光らせて、素材をまず集めたいと思う。

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★黄色〜黒っぽく見えるのが、コケ。そのまわりのが羊毛。羊毛が中で泳げるような、たっぷりの水で染めるのが大切。


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★キッチンテーブルがスタジオに……。
posted by うずめ at 19:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 手で作る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月19日

フェルト・フィーバー!

 冬が近づいてきたからか、最近、ニュージーランドのブロガーの皆さんのところでフェルトの話題が多い。オークランドでは、なんとオークランドフェルティングクラブが発足、続いてクライストチャーチ支部も発足したとか。いいな〜。楽しそうだな〜。でも、ダニーデンでもフェルトを楽しんでいる方がいることは分かっているので、私も仲間を募ろうかしら……。

 私はフェルトは初心者同然で、これまでにはマフラーとか膝掛けを作った事があるばかり。でも、一番作りたいのは、実は大物のコートなのだ。これは、以前、一時帰国中に銀座でものすごく素敵なフェルトのコートを見たから。でも、値段も18万円と素晴らしく(笑)、私はこのコートをじーっと見ながら、「ニュージーランドに戻ったら、絶対はじめるぞ、フェルト」と思ったのであった。

 でも、実際にやってみると、そう簡単でもない。最初に買った羊毛は、どうもフェルト向けじゃなかったらしく、いくら石けんと熱湯でごしごし擦ってもなかなかフェルト化してくれない。洗濯機で絞る、と本に書いてあったので、「なんか、バラバラだけど、脱水すればなんとかなるのかなあ」と思ってその通りにしたら、形もなにもなくなって、ダマダマしたところとスジスジしたところが残っただけだった。

 その後は、羊毛を替えたりしてちょっとトライしたんだけど、なんか忙しくなってきちゃって、「いつか、いつか」と思いながら、そのままになっていたのだ。

 それを取り出したのは、ほんの2週間くらい前。寒くなって来て、アロハに着せるセーターがない、と思い、私のセーターのリメイクを思い立った。

 このセーター、メリノウール 100%でできていて、ものすごくタイトなので下着代わりに来ていたんだけど、いつの間にか虫が食ってしまった。でも、高かったので、捨てるのは惜しく、何とかフェルトに使えないかとずっと取っておいたのだ。

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 ご覧の通り、いくつも穴が空いている。

 この穴をどう塞ぐか、というのが問題なんだけど、最初は石けんと熱湯で、ごしごし羊毛をこすりつける方法をとった。が、セーターと新たな羊毛が全然絡まってくれない。が〜ん。どうしたらいいの?

 と思っていたところに、クラフトの上手な友人が遊びに来た。早速相談してみたら「私はやったことないけど、ニードルで刺すといろいろな模様が簡単に出来るらしいわよ」とのこと。フェルトニードルかあ! クラフト好きの私は、実はニードルもすでにゲットしてあった。がが、一度使っただけでニードルの1本が折れてしまい、がっかりしてしまいこんでいたのだ。

 物は試し、と使ってみたら……これが大成功! 簡単! 穴の表と裏に、穴よりも多めにフェルトを敷いて、ぐさぐさとニードルを突き続けたら、次々と穴が塞がって行った。自分でもびっくりしたんだけど、なんと虫食いの穴、17カ所もありました。

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 袖はさすがに長過ぎるので半分くらいに切って、切ったところにもフェルトを施した。


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 試行錯誤したので、羊毛が要らないところにも出て来てしまい、イマイチなんだけど、とりあえず、完成! サイズは3歳児用くらいと大きめなので、アロハは今年は着れないかもしれないけどね。

 大物コートもいいけど、リメイクって楽しいと分かったので、これからはサルベーション・アーミーとかに古いセーターを探しに行って、また遊んでみようかなあ、と思っているこの頃なのだった。
posted by うずめ at 19:59| Comment(12) | TrackBack(0) | 手で作る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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