2006年07月15日

『うずらちゃんのかくれんぼ』

 元気になっていっぱい歩き出した、と思ったら、またどこかで風邪を拾ったらしい。昨日の夜は咳コンコン。

 また、右下の前歯が出て来たのと、どうやら奥歯のほうも何か始まっているらしく、夜中に泣いてばっかり。口に手を入れて、足を曲げたり突っ張ったりして痛がっている様子。何とかなだめようとおっぱいをあげると、今度はそれが喉につかえて(鼻が通らないので)、むせてますます泣く有様。そんなこんなで、今日は可哀相なアロハに、お疲れのママ、それをいたわって、掃除、洗濯、料理、買い物と全部引き受けてくれたパパであった。

 体調はイマイチであっても、アロハの成長は止まることはない様子。今日「おお!」と思ったのは、お薬。パナドールというこちらでは何かにつけて使う万能薬があるのだけれど、前回体調を崩した時にあげようとしたら、嫌がって数回胃の中のものを全部吐かれてしまったので、ちと敬遠していた。しかし、咳も歯の痛みもあるし、起きている間もわあわあ泣いているので、今日は午前中、抵抗するのを押さえつけて、無理やりスポイトで飲ませてみた。

 幸い、吐かなかったし、その後 30分くらいしたら、痛み止めとして効いてきたのか、とても落ち着いて、ご機嫌になってきた。そして、良い感じでお昼寝もしてくれた。

 これは良い、と思って、午後5時ごろに、もう一度あげた。「お薬ね。今日、飲んだら気持ちよくなってでしょう」などといいながらあげたのだが、な、なんと! あまり抵抗しないばかりか、自分で口まで開けたのだ! お薬、ということが分かって来たのだろうか。午前中に、これを飲んだら楽になった、ということを覚えているのだろうか。あるいは抵抗しても無駄だと思ったのか?(笑) いずれにしても、びっくりしたのであった。

 もうひとつ。これは昨日「わあ」と思って、今日新たに確認して「やっぱりなんだ」と思ったこと。それは、『うずらちゃんのかくれんぼ』(http://www.fukuinkan.co.jp/detail_page/4-8340-1230-1.html)という絵本を読んでいたときのことだ。

 これは、そのタイトルの通り、うずらちゃんとひよこちゃんがかくれんぼする本である。絵がとってもモダンで、いまひとつ私の趣味ではなく、それに「かくれんぼ」がとっても難しい(と私は思った)。上記のリンク先をクリックしていただくと、絵が掲載されているのだが、例えばこの2枚目の絵の右から5つめの黄色いヒョウタンが「隠れているひよこちゃん」であり、ちょこっとのぞいた黒目と、オレンジのくちばしだけが手がかりだ。

 かくれんぼ、というコンセプトも難しいんじゃないかな、と思ったので、きっとこれは3〜4歳にならないと分からないな、と思っていた。が、自分でもなぜか分からないけど、手元に置いてあって、ときどき読んであげたりした。

 すると、昨日の事。かくれんぼしている場面のページで、そのページの台詞「どこにかくれたのかな?」と言うと、なんと、アロハがページの中から正確にひよこちゃんを指差したではないか! えええ、分かるの〜? そこで、次のかくれんぼの場面で、また「どこにかくれたのかな?」というと、今度はかくれていたうずらちゃんではないが、かえるちゃんを指差したではないか(かえるちゃんも、黒い目がついているので、間違えたと思われる)。

 確かに、かくれんぼのページでは「ほらここにかくれているでしょ?」と指差してみせてはいたけど、理解しているとは思っていなかった(汗)。どうやら、アロハにとっては、かくれているのを探すのが楽しいらしく、今日も3回ほど「ウ、ウ」と本を持って「読め」と催促された。かくれんぼは3場面あるのだが、そのうちの1つは、どうも苦手らしく、見つけられない。残りの2つはいつも正確にかくれているところを指差す(かえるちゃんもついでに指差す)。

 ウルフに「アロハはかくれんぼが分かるんだよ。ほら」とデモンストレーションしてみせたら「僕も分からなかったのに。観察力がものすごく鋭いんだね」と驚いていた。

 ま、分からないだろうけど、読んであげようか、なんて感じでいい加減に読んでいるんだけど、アロハの頭の中では何回も繰り返す度に何かがピキっと繋がるらしく、急に今まで興味を持たなかったページを一所懸命見ていたりする。生まれて1歳1ヶ月でこれである。これからどんな風に成長するものなのか、母は果たしてその成長に追いつけるのか、とドキドキする。
posted by うずめ at 20:03| Comment(5) | TrackBack(0) | 絵本いろいろ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年05月13日

ドクター・スースの絵本

 "Cat in the Hat", "Yertle the Turtle", "Gertrude McFuzz", "The Big Brag", "How the Grinch Stole Christmas!", "Horton Hears a Who!"。以上が、ここ数週間でウルフが「読み聞かせ」をしてくれたお話である。みな、Dr. Seussの絵&お話。

 出てくるキャラクターが見得張りだったり、我が儘だったり、すねていたり、意地悪だったりするのがヨイと思う。古典として知られ、Dr. Seussを有名にした代表作 "Cat in the Hat"は、言ってみれば植木等タイプか。「お呼びでない? こりゃまた失礼しました」と台詞を加えてもばっちり合う。

 "Horton Hears a Who!"は、私の個人的なお気に入りだ。ゾウのホートンくんは、他の話の主人公とは違って、とっても心の温かいゾウ。周囲にいじめられ、馬鹿にされ、ついには柵に入れられそうになっても、彼の鋭い耳だけが聞く事のできる「小さな塵の上に住んでいる村の人たち」を守るために奮闘する。そのひたすらな姿がとてもいじらしい(イラストも可愛い)。ホートンの言葉もいい。 "A person's a person, no matter how small."と、地上で一番大きな動物のホートン君が言い、そしてその仲間を守り通すのである。Dr. Seussの本はいろいろなレベルで読む事が可能だが、この大切なメッセージの込められているお話が、楽しく愉快で、教育的な匂いのないところが傑作たる由縁だと思う。日本でも人気の「にじいろのさかな」(マーカス・フィスター)は、絵は魅力的だけどお話があまりにストレートに教育的だと思っていたが、Dr. Seussを読んで、その思いを新たにした。

 Dr. Seussの作品全般について言えること。私は日本語訳は全然読んでいないが、いや、これは訳すのが難しい作品だ。ありとあらゆるところに言葉の遊び、押韻があって、それがナンセンスを生み出す土壌にもなっている。日本語化が難しいためか、これだけの英語版大ベストセラーでありながら、アマゾンを見てみても殆ど訳出作品が出版されていないか、絶版になっている。私が思うに、この日本語化には思いっきりの遊びが必要だ。原作に忠実に訳していたら、つまらなくなってしまう。イギリスの大カルトコメディ『モンティパイソン』が70年代に東京12チャンネルで放送されていたとき、モンティマニアの田口重雄氏監修、納谷悟朗・山田康雄・広川太一郎・青野武・飯塚昭三による吹き替えは、原作とどーんとかけ離れたところもあるすごい台本になっていたが、とにかく腹の皮が裂けそうに面白かった。ドクター・スースの日本語版も、いとうせいこうさんとか、宮沢章夫さんとか、ケラさんとか、故中島らもさん(!)に訳してもらうのが正解じゃないかな。

 期限が来てしまったので、図書館に本を返さなくてはならない。日本語の絵本が手に入らないことは大変残念だが、そのかわりに、洋書の絵本がたくさん読めるのは嬉しい。子供が生まれたら、一緒に読みたいと思う。
posted by うずめ at 05:19| Comment(0) | TrackBack(1) | 絵本いろいろ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年04月15日

『ぶたたぬききつねねこ』

4月14日(木)

 ようやく追いついてきた .....。最近はフィッシュがとても良く蹴る。特に、夜の12時頃になると1時間くらいぼこぼこ蹴っているので、なかなか眠れない。この頃、いつも本を読んであげているので、読まないときには文句を言っているのかもしれない。

 特にヘンな感じがするのは、「これは明らかに足のよう!」というような小さな骨っぽいものとおしくらまんじゅうをしてみるとき。私の手と、フィッシュの足の間には、1センチくらいの壁しかない(と思う)。なんとなく、 ETとコミュニケーションするような感じである(笑)。

 今、何回か読んでいる絵本は『ぶたたぬききつねねこ』(馬場のぼる)である。しりとり遊びの本なんだけど、なんとなくお話になっていて、楽しい。というか、ウルフがこれを気に入ったようだ。彼は日本語がほとんどできないので、こういう絵本で字とか憶えてくれるといいな〜、と、赤ちゃんとお父さんのお勉強という一石二鳥を狙っている。ウルフの好きなのは「ゴリラ」である。英語の gorillaと日本語のゴリラでは、発音が全然違うらしい(私には、まだ大して違わないように聞こえる.....。この辺が限界である)。それがおかしいらしく、ゴリラ、と私が言うたびに笑っている。
posted by うずめ at 14:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 絵本いろいろ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年03月25日

ティギーおばさんとお月さまをほしがった子猫

 昨日の夜は、ウルフがひとつ、私がひとつ、お話を読んであげた。

 ウルフはベアトリクス・ポターの "The Tale of Mrs. Tiggy-Winkle"。すぐにハンカチを無くしてしまう女の子ルーシーが、落としたハンカチを探すうちに不思議なおばさん、ティギー・ウィンクルに出会うお話。このおばさんは、ピーター・ラビットなどベアトリクス・ポターのおなじみのキャラクターのお洋服を全部きれいに洗濯して、届けてくれるんだけど、なんか頭からちくちくハリのようなものが出ていてルーシーは不思議でたまらない。で、最後にこのおばさんがハリネズミだったんだよ、というお話になるんだけど、そのキュートなティギーおばさんの顔はまさしく、まさしくなのである。

 実は私は、去年ハリネズミの子を4匹庭で拾って育てたので、ハリーちゃんにはものすごく愛着があるのである。このティギーおばさん、なんとピーター・ラビットに次いで、ポターのお話では2番目に人気のキャラクターなのだという。そして、今年2005年は、ティギーおばさんのおはなしが生まれて 100年目ということで、イギリスの湖水地方では、それにちなんだベアトリクス・ポター&ハリー・ポッター(ちょっと違うような気もするが.....)を訪ねるツアーもあるそうな。 そこまでティギーおばさんが人気というのは、ちょっと驚いたけど、ハリネズミはイギリスではとっても身近で人気のある動物だからかなあ、と思う。

 いろいろ調べていたら、湖水地方には World of Beatrix Potter Attractionというテーマパークがあって、子供と同じくらいの大きさの全キャラクターに会えるとか。ウルフは湖水地方には行った事があって、「とてもきれいなところだよ」とのこと。ベアトリクス・ポターにインスピレーションを与えたというこの有名な湖水地方、いつかフィッシュと行く機会があったら、是非このアトラクションにも行ってみたいなあ、と思う。

 一方、私が読んであげた本は、 "Kitten's First Full Moon"。2005年のコールデコット賞を受賞した作品だ。はじめて満月を見た子猫が、ミルクのはいったお皿だと思って、お月さまを欲しがるお話だ。これ、表紙を見たときにはピンと来なかったんだけど、絵と文章のバランスがとてもいい! そして、お月さまを舐めようといろいろトライするけど失敗してしまう子猫を、 "poor kitten!"と、実に感情移入しやすい言葉がついてくる。単純だけど、展開もきれいで、ううむ、絵本っていうのはこういう風に書くものなのか、と思わされた。アマゾンのレビューに "A Soon to be Classic!"という読者評が載っていたけど、まさしくクラシックに入る風格あり。文句無く、お勧めだ。0060588284.01.LZZZZZZZ.jpg
posted by うずめ at 21:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 絵本いろいろ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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