2005年11月12日

B型髄膜炎菌性髄膜炎の予防接種

 予防接種の話の続き。今日の Otago Daily News に、B型髄膜炎菌性髄膜炎の予防接種に関しての記事が出ていた。この予防接種は、 2004年に始まったばかりのもので、現在 20歳以下の乳児から若者に対して行われているが、来年の3月には終わってしまう。私は予防接種を受けない選択をしたが、主治医に聞いたところ「今の流行を押さえるために進められている予防接種」と聞いた。

 このB型髄膜炎菌性髄膜炎、風邪のような症状が最初に出て、それからあっという間に悪化し、死亡することもあるという怖い病気ではある。しかし、今日の記事を見たら、これまで 14ヶ月の間に、この予防接種の副作用として自発的な報告が 1695件、そのうち 40パーセントは注射したところが部分的に反応を起こしたというものだが、 副作用による発作も43件とのこと。オアマルの 14歳の女の子が、予防接種を受けて 20分以内に呼吸困難に陥り、胸の痛みを訴えて、病院に担ぎ込まれ、それから 48時間後に再び発作を起こした、という例が記されていた。病院では「喘息の発作」と言われたが、母親は「この子はこれまでに一度も喘息にかかったことはない」として、法に訴えることを検討しているという。他にも、 16歳の子が呼吸困難に陥った、という例も出ていた。

  14ヶ月で そうした発作が43件って、多いんじゃないのか? ニュージーランド政府は安全をうたっているけど、これは世界的にもほとんどなされていない予防接種だし、データもあまりないはず。その安全性、やはり私は疑わしく思う。

 予防接種は多くの人が受けなければ病気を駆逐するための効果はないものだが、個人の立場にたつと、そのために犠牲になるのはまっぴらごめんだ。

 ちなみに、アロハ、今日はちょっとご機嫌ななめ。熱などはないが、咳が続き、またはじめて便秘気味である(夜7時まで1日何も出なかった)。この子、うんちが出ないとものすごくご機嫌が悪いのは、生後すぐから。このところは順調だったのに、久々にこうしたことがあって、もしや予防接種の影響では……とも思ってしまう。たまたまかもしれないが、しっかり様子を見守らなくては、と思うのであった。
posted by うずめ at 19:35| Comment(4) | TrackBack(0) | 予防接種、病気など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年11月10日

予防接種(1回目)

 予防接種に行ってきた。どうしようかと悩み、検討していたのだけれど、結局、実行したのは、

・遅めにする。
・選んでする。

 ということである。

(以下、錯綜し、喧喧諤諤(けんけんがくがく)の論議がなされている中で私個人が情報を選び、決定した詳細です。予防接種について考えている方は、どうぞ、このブログだけではなく、もっと広い範囲の情報を得て、納得できる判断を下してくださいませ)。

 まず、ニュージーランドと日本とでは、そもそも予防接種するものも、する時期も違う。marieさんのブログにも詳しいが、ニュージーランドで接種が奨められているのは:

1)ジフテリア・破傷風・百日咳(無細胞)・ポリオ(不活化)の四種混合
2)B型肝炎・ヘモフィルスインフルエンザB菌の二種混合
3)MMR(麻疹・おたふく風邪・風疹の三種混合) 
4)B型髄膜炎菌性髄膜炎

 この他、BCGとインフルエンザも接種可能であるが、 BCGは結核が蔓延している国に住む場合、あるいは家族に結核患者がいる場合、両親が太平洋諸島出身である場合などに限られ、ほとんどは接種していない。

 これで見ると分かる通り、日本とはかなり違う。海外出産&子育てインフォのページを見ると分かるが、日本では接種不可能なものもあるのだ(MMR、B型髄膜炎菌性髄膜炎、ヘモフィルスインフルエンザB菌)。これは、考えざるを得ないではないか。

 身近な先輩ママの体験を聞いてみた。大体は、スケジュールよりちょっと遅めに接種、という感じであった。ニュージーランドでは予防接種の第1回が生後6週間と、大変に早いのである。そこで、3ヶ月くらいまで待つママが結構いた。
 
 でも、中には、予防接種一切しない、というママもいるのである。4人の子供を自宅出産したナタリーはそのひとり。彼女に教えてもらったサイトは、 "Immunisation Awareness Society"と言って、予防接種の利点ばかりではなく、副作用等についてもしっかり述べている。その上で、親が判断しよう、予防接種を受けない場合はどのようなケアをするか考えよう、予防接種を受けない自由を確保しよう、というところだ。このサイトを見ると、もちろん副作用等について書かれてあるから、予防接種をすること自体がためらわれる。

 近所のリンダも、予防接種一切なし派である。娘のローザちゃんを見ても、健康そのもの(ナタリーの4人の子供も、健康そのものだ)。リンダは、小学校などで、予防接種を受けていないと困ると言われると憤っていた。

 おむつ外しの先輩、メルにも聞いてみた。メルの教えてくれたサイトは、Dr. Jay Gordonというアメリカで最も有名なアタッチメント育児の医師のサイトだ(アタッチメント育児については、こちらも参照のこと)。この医師の診療所ではB型肝炎の予防接種はできるだけしないようにしていること、 MMRについては十分に親と話し合って、それぞれのケースで決めていること、予防接種の時期に関しては6ヶ月〜12ヶ月以降を薦めていることなどが、その理由とともに記されている。アンチ予防接種ではないが、バランスのとれた意見だと思う。

 自然育児を進めているsayahさんのブログも参考にさせていただいた。このサイトからたぬき先生という日本のお医者さんのサイトも見たが、このお医者さんも、詳しく予防接種の利点、欠点を述べてくれていた。

 主治医のルスにも話をした。ルスは、「もしするのだったら、あまり遅くならないようにしてね」と言う。というのは、子供の意識がはっきりするようになると、「注射された」というのが分かって、のちのち予防接種ができなかったり、他の診療がとても難しくなってしまうからだそうだ。中には、ドアから室内に入って来ない子もいるという。また、最近百日咳にかかった小さな子を診て、とっても可哀想だったという。

 そんなこんなで、延々と悩んでいたのだが、結局、今日、予防接種の日を迎えた。アロハ、あと3日で5ヶ月目を迎える。ニュージーランドで推奨されている「6週間目で第1回」というのからすると、3ヶ月以上待ったことになる。体重もおそらく7キロを超えていると思う。元気で、力強く、ちょっとくらいの副作用があってもはねのける力がついてきた、と見た。

 また、ニュージーランドで推奨されているのは、最初に(1)ジフテリア・破傷風・百日咳(無細胞)・ポリオ(不活化)の四種混合、(2)B型肝炎・ヘモフィルスインフルエンザB菌の二種混合を受ける、ということだが、(1)のみを受けて、(2)は受けないことにした。

 これは、(2)は日本では全く行われていない予防接種であること、B型肝炎ワクチンと自己免疫疾患、糖尿病、皮膚結核などとの関連が疑われていること、ヘモフィルスインフルエンザ B菌による病気は現在大変稀になっていることからだ。

 (1)も迷ったのだけれど(特に百日咳ウィルスと喘息の関係が疑われていることから)、ニュージーランドでは錆びた釘や割れたガラスの落ちた場所で遊ぶ可能性が高いので、破傷風が怖いからだ。最も、今のように衛生状態が良く、病院にもすぐに運べる状況下では、たとえ破傷風の恐れが出ても、おそらくは大丈夫なのだろうが……。

 (3)のMMR(麻疹・おたふく風邪・風疹の三種混合)は受けないことに決めている。はしかはちょっと怖いけれど、基本的に、どれもむしろかかったほうが良いと思う。日本では副作用が頻発して禁止になっているが、海外の種は別物だから大丈夫、とは聞いている。でも、必要がないなら、受けないほうがいい。根拠は浅いと思うが、自閉症との関連も疑われている。

 (4)のB型髄膜炎菌性髄膜炎も受けないことにした。これは、ルスによると、来年の3月までしか行われない予防接種だとのこと。なぜかというと、現在ニュージーランドで広まっているのを押さえるために、今、一気に 20歳以下の子たちに予防接種しているけれど、他の病気みたいに完全に駆除することはできないから、という。なんかそれじゃあ、実験みたいじゃないだ……。多くの人が予防接種を受けないと、拡大が納まらないと言うのは分かるんだけど、何と言っても新しいワクチンだ。それに、B型髄膜炎菌性髄膜炎は、どちらかというと北島に多く、また家に人がごちゃごちゃ住んでいるところで起こりやすいらしい(貧困との関連も指摘されている)。かかったら進行の早い、恐ろしい病気だが、しっかり病気の特徴を知っておけば早期発見できると信じたい。

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 それで、である。アロハの予防接種はどうだったかというと、部屋に入って、まずちょっと診察を受けた(心臓音、耳、喉などのチェック)。それから私がアロハを抱き、左足を私の足の間に挟みこむようにして押さえ、その腿に3センチくらいの細く長い注射針で一気に筋肉注射した。注射器が刺さって薬が押し込まれるとき、アロハが「ウワ〜!」と大きな泣き声を上げたので、ああ、泣き始める〜、と思って身構えたが、なんとその1声で終わってしまった。泣いたのは10秒足らず! それから綿を貼ってもらって、抱っこしたら、口をへの字に曲げていたが、もう泣かなかったよ〜。びっくり。偉かったねえ。それに、ルスの注射がうまかったんだろうなあ。 

 家に帰って、ちょっといつもより眠そうで、お昼寝は多かったけど、足についた綿を外したら、腫れも赤みも全く無し。知らなかったら、針の後も絶対分からないだろう。機嫌もよく、おっぱいもよく飲んだ。良かったねえ。2回目以降も、同じように行きますように。
posted by うずめ at 18:21| Comment(6) | TrackBack(0) | 予防接種、病気など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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